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ウクライナ内戦、和平交渉へ

      2017/10/05

ウクライナ内戦、27日までの停戦合意と和平交渉

20140624ウクライナ情勢和平
・ウクライナにおいて、27日午前10時まで政権側と親露派側で停戦を確認
・政権側と親露派側で和平交渉に入る。
・政権側からはウクライナ元大統領クチマ氏、ロシアの在ウクライナ大使ズラボフ氏、欧州安全協力機構(OSCE)現地代理ダグリアビニ氏が、親露派側からはドネツク代表ボロダイ氏とルガンスク地区代表などが出席
・政権側と親露派側の合意内容は、27日午前10時までの一時停戦、人質解放、地域のインフラ復旧
・交渉は今後も継続される
・アメリカとロシアは電話会談、アメリカはロシアにウクライナの和平計画への支持を求める
・ロシアは政権側の和平構築プランを支持、親露派側に交渉の呼びかけをする。
・EUはロシアのウクライナ情勢へ本腰を入れはじめたとし歓迎
・ただし、EUはロシアに対し対話から圧力の方針を打ち出す。直接の追加制裁はしないが、クリミア製品の禁輸を決定。

平和への第一歩 ウクライナ内戦交渉開始

ウクライナ聖アンドリュー教会
各地で紛争・内戦の火が上がっている最中、先陣を切ってウクライナが和平の交渉のテーブルにつきました。
交渉の席には、政権側と親露派側だけではなく、ロシアとEUの関係者も同席し、ヨーロッパ全体でこの問題を解決しようという姿勢が見られます。
先立って、アメリカとロシアは電話会談を行い、アメリカから和平計画への支持を求められていた経緯もあり、政権側のプランを支持し、親露派に対して和平交渉への参加を呼びかけていた。
親露派も27日までの停戦に合意、停戦期間中はロシアとEUで監視をする。
ロシアの一連の前向きな姿勢にEUは歓迎を示した。
ただ、他方で対露方針は対話から圧力にシフトする方針で、直接制裁は見送るものの、クリミアからの輸入を禁止した。
クリミアのEUへの輸出は多くないので、特に経済的な影響は無いが、ロシアへの警告と見られる。

今後、ウクライナの和平の進展が見られれば、再びEUをはじめ各国がロシアへの対応を軟化・正常化させると見られる。
ウクライナ情勢の結果は、対ロシア対策がどのように変わるか重要な結果となるだろう。

参考記事

・<ウクライナ>政権と親露派、一時停戦合意 東部で初交渉(ヤフーニュース)
・親ロシア派が一時停戦同意 ウクライナ、元大統領ら仲介(ヤフーニュース)
ウクライナの親ロ分離派、27日までの停戦に同意(ロイター)
・EU、クリミア製品を禁輸…再び対露「圧力」へ(読売新聞)
・米露首脳が電話協議 米、和平計画支持求める(MSN産経ニュース)

 - ヨーロッパ, 東ヨーロッパ

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