中国が織りなす現在の世界情勢
2016/09/19
中国が掲げる新帝国主義
『図解思考』でWEBニュースを読むブログの再開1記事目として、
今話題の中国問題に当ててみたいと思います。
中国は、今
・日本と尖閣問題
・フィリピンと南沙諸島問題
・ベトナムと西沙諸島問題
・そもそもASEAN諸国と南シナ海問題
・インドと国境問題及びブータン侵攻問題
・ウイグル独立問題
・チベット独立問題
など、諸問題を抱えています。
(この中でロシアとモンゴルとの国境問題が静かなのが不気味ですが)
各々が個別でニュースに流れることがありますが、
一度図にして見ますとよくわかります。
北以外の三方に進出しようという気配がわかると思います。
合わせて、インドと対立しているパキスタンに支援していることも知られています。
中国の一連の行動の裏付けとなってしまったのは、ロシアのクリミア侵攻だと言われています。
ロシアとの共通点
・常任理事国である
・核保有国である
・『元々の領域を取り戻している』という論理
など、見られます。
これに合わせて、先に起こった『ラオス空軍事故』が気になります。
どのメディアも、完全に別の物と取り扱っていますが、ラオスはベトナムの隣国であり、元々は中国に近い国でありました。
そして、時を合わせるように、ベトナムからの中国人の退去と中国軍のベトナム国境への進軍の動きがニュースとして流れています。
テレビではほぼ触れることはありませんが、日本との尖閣諸島の問題よりも先に、ベトナムの方で戦火が上がりそうな気配です。
進軍方法としては、中越戦争と同じように、北方から攻めてくる事は間違いないでしょう。
合わせて、昨今増強に務めた海軍力の誇示の為に、海岸からの侵攻。
そして、国防大臣がいなくなって、落ち着くまでの間にラオスを堂々と通過するという自体も考えられます。
あまり嬉しくないですが、もし、中国がベトナムに侵攻することがあるとすれば、それは『中国が軍事大国として復活した』という格好のアピールになるのではないかと、思います。
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